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Jリーグ 4年前

Jリーグで無双可能! ヴィッセル神戸に推薦したいビジャの後釜候補5人。日本で観たいのは?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

バロテッリ

バロテッリ

【写真:Getty Images】

マリオ・バロテッリ(ブレシア/イタリア)
生年月日:1990年8月12日(29歳)
身長/体重:189cm/88kg
今季リーグ戦成績:7試合出場/2得点0アシスト(セリエA)
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)

 現在のイタリア代表監督であるロベルト・マンチーニの下、インテルで頭角を現したストライカー。セリエAデビューを果たしたのは2007/08シーズンのことだが、この時マリオ・バロテッリはまだ10代だったが、11試合で3得点3アシストの成績を収めるなど大きく躍動している。以降、その実力を買われたバロテッリはマンチェスター・シティやミランなどでも活躍。リバプール移籍は失敗に終わったが、2017/18シーズンにはフランスのニースでリーグ戦28試合18得点1アシストの成績を残すなど、復活を遂げた。今季からはブレシアでプレーしている。

 イタリア代表としてもこれまでに36試合に出場。2012年に行われた欧州選手権(EURO)ではドイツ代表との準決勝で2ゴールを叩き出すなどストライカーとしての才能をフルに発揮し、6試合で3得点の成績を収めた。この大会でアッズーリは準優勝。バロテッリもその原動力となった。

 恵まれた身体能力を活かしたパワフルなプレーと研ぎ澄まされた得点感覚は同選手が持つ武器の一つ。相手DFに簡単に当たり負けしないのも魅力的なポイントだ。力強いシュートはゴールネットを突き破るかのような勢いで放たれ、その堂々とした姿勢も相手にとっては脅威になる。Jリーグでもそうした持ち味は存分に活きるはずで、得点を量産してくれるだろう。ぜひヴィッセル神戸に推したい選手だ。

 イタリアでは「悪童」というレッテルを貼られており、様々な理由で批判の対象になることも多いバロテッリ。ただ、日本では知名度も高く、ヒーローとして迎えられるはずで、バロテッリにとっても過ごしやすい環境は整うはず。そういった意味でもJリーグ参戦による選手本人へのメリットは大きい。

 ただ、ネックはその移籍金とブレシアとの契約年数。バロテッリの市場価格は現時点で2000万ユーロ(約24億円)となっており、獲得を決めるにはこれ以上の金額を提示せねばならない。さらにブレシアとの契約は2022年まで残っている。ここは神戸にとって大きな壁になるはずだ。

 そして伊紙「コリエーレ・デッラ・セーラ」によれば、バロテッリがブレシアにおいて今季リーグ戦で15得点を叩き出せば、年棒が400万ユーロ(約4億8000万円)まで上がるという契約が盛り込まれている模様。現時点でバロテッリはリーグ戦2得点を叩き出しているが、今後もゴールを量産するようなことがあれば神戸が手を出すことはさらに難しくなるはずだ。

 ここまで記してきた通り、バロテッリの獲得はかなり難易度が高い。しかし、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャら、数年前までなら考えられなかった選手の獲得に成功してきた神戸ならば、夢を現実にしてくれるはず。期待して待ちたい。

【了】

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