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ヴィッセル神戸が初の天皇杯決勝へ! イニエスタ1G1Aなどでエスパルスを撃破

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドレス・イニエスタ
ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】

【ヴィッセル神戸 3-1 清水エスパルス 天皇杯準決勝】

 第99回天皇杯準決勝のヴィッセル神戸対清水エスパルス戦が21日に行われ、3-1の勝利を収めた神戸が決勝進出を果たした。

 元日決勝のチケットを争う準決勝の第1試合はノエビアスタジアム神戸で開催。初の決勝進出とクラブ初タイトルを目指すホームの神戸が、18年ぶりの優勝を狙う清水を迎え撃った。

 神戸は今季限りでの現役引退を発表しているダビド・ビジャがコンディション不良のためベンチにも入らず。ビジャを決勝の舞台へ連れて行くためにも、盟友アンドレス・イニエスタを中心に準決勝を突破したいところだった。

 前半13分にはそのイニエスタが試合を動かす。敵陣内右サイドでボールを持ったイニエスタがペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、GKのニアを抜く低いシュートを突き刺して先制点を奪った。

 30分には清水にも決定機が訪れたが、ドウグラスとの1対1のピンチをGK飯倉大樹がビッグセーブ。するとその3分後には左サイドに抜け出した酒井高徳がゴール前を横切るクロスを通し、ファーポストから飛び込んだ田中順也が合わせて2-0とした。

 直後にはイニエスタからのクロスがGK西部洋平にわずかに触られたあと右ポストを叩くなど、神戸が一気に畳み掛ける気配も見せた。だが38分にはジュニオール・ドゥトラが浮き球のトラップからそのまま左足ボレーで突き刺すスーパーゴールを決め、清水が1点差に詰め寄って前半を折り返す。

 69分には神戸のバックパスを奪ったドウグラスが再び決定的なチャンスを迎えるも、ループで頭上を抜こうとしたシュートをまたも飯倉がスーパーセーブで阻む。その直後には速攻からイニエスタのパスを受けた古橋亨梧がゴール前に侵入し、右足シュートをゴール左隅に突き刺して2点リードを取り戻した。

 その後は神戸が余裕を持って優位に試合を進め、3-1のままタイムアップ。初の決勝進出を果たした神戸は元日に鹿島アントラーズまたはV・ファーレン長崎と対戦する。

【得点者】
13分 1-0 アンドレス・イニエスタ(神戸)
33分 2-0 田中順也(神戸)
38分 2-1 ジュニオール・ドゥトラ(清水)
69分 3-1 古橋亨梧(神戸)

【了】

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