FC東京、ウィークポイントを手堅く補強。悲願の初優勝へ不安材料は…【2020年J1補強診断】

2020年のJ1リーグが間もなく開幕する。新シーズンに向け各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回は、惜しくも昨季は2位に終わったFC東京を取り上げる。(文:編集部)

2020年02月06日(Thu)10時30分配信

シリーズ:2020年Jリーグ補強診断
text by 編集部 photo Getty Images
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弱点を埋める手堅い補強

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【写真:加藤健一】
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 終盤戦まで首位を走った昨季のFC東京は、ラスト3試合で勝ち点2と失速した。わずかな優勝への望みを託して戦った最終節の直接対決も0-3で横浜F・マリノスに敗れ、目前で優勝決定の瞬間を見せつけられた。

 長谷川監督就任3年目となる今季は、なんとしてでもタイトル獲得を目指すシーズンとなるだろう。プレシーズンでは4-3-3の新システムを導入し、リーグ戦と並行してAFCチャンピオンズリーグを戦うスケジュールに耐えるための戦力を補強した。

 14得点のディエゴ・オリヴェイラ、9得点の永井謙佑に続く得点源が不在で、昨季はリーグ7位の46得点に終わった。ウィークポイントを埋めるべく、チームは攻撃陣に新たな戦力を加えている。

 鹿島アントラーズからレアンドロ、ジュビロ磐田からアダイウトンが加わった。前者は来日4年目、後者は6年目と、Jリーグでのプレーも長い2人は、計算が立てやすい補強と言えるだろう。

 両者は新システムのウイングで起用できる人材で、アダイウトンは最前線で起用することも可能。新戦力ではないが、昨季19得点でJ3得点王に輝いた原大智への期待も高まる。永井謙佑は昨年12月の浦和レッズ戦で追った負傷で開幕には間に合わないだけに、彼らの奮起が必要となるだろう。

 昨季25試合に出場した大森晃太郎が抜けたものの、中盤の顔触れは大きく変わっていない。法政大学から紺野和也も加わり、東慶悟、ナ・サンホ、三田啓貴と候補者に欠くことはない。中盤の底も橋本拳人と高萩洋次郎が不動の存在で、2年目を迎えたアルトゥール・シルバや明治大学から加入した安部柊斗が脇を固める。

 最終ラインの顔触れも大きくは変わらない。小川諒也が離脱した穴を埋めたオ・ジェソクはガンバ大阪に戻ったが、18歳にして既にFC東京U-23で25試合に出場しているバングーナガンデ佳史扶が正式に加入。サガン鳥栖とヴィッセル神戸で半年ずつプレーしたジョアン・オマリは、森重真人と渡辺剛が務めるセンターバックのバックアッパーという計算になるだろう。

 最終ラインと中盤は昨季の顔触れが大きく変わっていないだけに、主力の長期離脱に対する不安は残る。昨季は小川諒也が欠場した期間をオ・ジェソクが埋めたが、主力が抜けた穴を誰が埋めるのか。バックアッパーの活躍は重要になるだろう。

 全体的に見れば、手堅い補強だったと言えるだろう。昨季の最終ラインと中盤は昨季のベースを維持しつつ、前線はJリーグ経験者の外国籍選手を中心に新たな血を入れた。チャンピオンズリーグとの過密スケジュールをうまく戦いぬくことができれば、悲願のJリーグタイトルも手が届く位置にある。

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