名古屋グランパス、5年間の歴代フォーメーション。西野朗、小倉隆史、風間八宏、三者三様の苦戦の爪痕

2020年03月25日(Wed)7時10分配信

text by 編集部 photo Getty Images
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風間体制に現れた救世主(2017年)

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名古屋グランパス、2017シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J2リーグ:3位
天皇杯:4回戦敗退

 川崎Fの監督を退任した風間八宏が新監督に就任した。初めてJ2を戦うことになったチームは大幅な選手の入れ替えを敢行。玉田が2年ぶりに復帰、佐藤寿人が広島から加入した一方で、主力だった闘莉王、矢野貴章、永井謙佑、小川佳純、川又堅碁がチームを去った。

 3バックと4バックを併用する中で、加入2年目の和泉竜司と、広島から期限付き移籍してきた宮原和也がレギュラーに定着した。宮原はサイドバックとセンターバックをこなし、和泉は左サイドをメインにサイドバックからウイングまで幅広いポジションを担った。

 7節で勝利して首位に浮上したが、その後は湘南やアビスパ福岡との熾烈な首位争いを演じた。しかし、6月3日のツエーゲン金沢戦からの6試合で1勝しかできずに7位に後退。この時点で首位を走る湘南との勝ち点差は10ポイントに開き、1年でのJ1復帰は難しく思えた。

 しかし、その直後に救世主が現れた。7月18日に名古屋はガブリエル・シャビエルの獲得を発表。4日後のデビュー戦でいきなりゴールを決めると、初出場からわずか5試合で3得点7アシストをマークして、瞬く間に攻撃の軸になった。4-1で勝利した東京ヴェルディ戦では3アシスト、6-2と大勝したFC岐阜戦ではハットトリックと、終盤の大事な試合でも躍動し、わずか16試合の出場で7ゴール14アシストという驚異的な結果を残した。

 自動昇格となる2位は、13戦無敗でシーズンを終えたV・ファーレン長崎の手に渡ったが、名古屋も9試合で7勝を挙げて3位でシーズンをフィニッシュ。J1昇格プレーオフでは、シモビッチのハットトリックなどでジェフユナイテッド千葉との準決勝を制し、リーグ戦4位の福岡との決勝はスコアレスドローで終えて、1年でのJ1復帰を決めた。

 85得点はダントツのリーグトップだったが、65失点は下から6番目の数字だった。優勝した湘南が36失点だったことを考えれば、その数字が持つ意味が分かるだろう。風間サッカーは名古屋でも、その魅力と弱さを併せ持っていた。

▽GK
楢崎正剛

▽DF
宮原和也
櫛引一紀
ワシントン
和泉竜司

▽MF
青木亮太
小林裕紀
田口泰士
佐藤寿人

▽FW
ガブリエル・シャビエル
シモビッチ

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