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プレミアリーグ、今季ワーストイレブンは? 期待の裏返しと諦めの境地が入り交ざる人選【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プレミアリーグは第29節(第28節)を終えた時点での中断を余儀なくされた。現在も再開できていない状況ではあるが、今回は今季ここまで期待に応えることができていないベストイレブンを選出した。(文:粕谷秀樹)

シリーズ:粕谷秀樹のプレミア一刀両断 text by 粕谷秀樹 photo by Getty Images

指揮官の信頼を失ったGK

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【写真:Getty Images】

 ベストイレブンに続き、29節終了時点のプレミアリーグ・ワーストイレブンをお届けしよう。

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 さて、ワーストの定義は難しいが、本稿は「負傷欠場も含めてサポーターの期待に応えられなかった選手」と捉えている。分かりやすくいえば「もっと働いてもらわなくては困る」だ。あの男や、あの男と親しいあの男は、当然のように選んでさしあげた。

 ケパになにが起きたのだろうか。枠内シュートがほとんど止められない。再三にわたるファインセーブと精度の高いパントキックで、チャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した昨シーズンとはまるで別人だ。

 昨シーズンの同時期に比べると、クリーンシートが5試合も減ってわずかに6。凡庸なウィリー・カバジェロに定位置を譲り、チェルシーのフランク・ランパード監督は新GKの物色を始めた。おそらく、ケパは首脳陣の信頼を取り戻せないだろう。

【次ページ】非常識極まりないDF

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