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日本代表 4年前

日本代表、背番号3の系譜。松田直樹、駒野友一、昌子源…W杯で最終ラインを支えたディフェンダー

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ロシアW杯

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ベルギー戦の先発メンバー

監督:西野朗
戦績:ベスト16

背番号:昌子源(鹿島アントラーズ)
生年月日:1992年12月11日(25歳)
個人成績:3試合出場/0得点0アシスト

 2011年に鹿島アントラーズに加入した昌子源は、4年目の14年にレギュラーを獲得した。その後はセンターバックとして鹿島のディフェンスを支え、16年にはリーグ優勝、FIFAクラブワールドカップでは日本勢として初の決勝進出に貢献した。

 日本代表にはハビエル・アギーレ監督時代の14年11月に初めて選出されている。翌年3月に初出場を果たすと、以降は代表に定着した。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下で、センターバックは吉田麻也が不動の存在で、当初は森重真人や槙野智章が起用されていたが、ロシアワールドカップアジア最終予選ラスト3試合に先発した昌子がポジションを奪取した。

 迎えたロシアワールドカップ本番、初戦のコロンビア戦に昌子はJリーガーとして唯一、先発メンバーに名を連ねている。グループステージでは初戦と第2戦に出場し、1勝1分で日本代表の決勝トーナメント進出に貢献した。

 昌子が先発メンバーに復帰したラウンド16のベルギー戦で、日本代表は原口元気と乾貴士のゴールで2点を先行する。ヤン・フェルトンゲンとマルアン・フェライニにゴールを許したが、同点のまま後半アディショナルタイムに突入した。

 本田圭佑が蹴ったCKをGKのティボー・クルトワがキャッチすると、ベルギーはロングカウンターを開始する。トマ・ムニエが右サイドからグラウンダーのクロスをゴール前に入れる。長谷部誠がロメル・ルカクに身体を寄せるが、ルカクはこれをスルー。すると、走り込んできたナセル・シャドリが滑り込みながらゴールに流し込んだ。昌子は敵陣のゴールエリアから自陣のゴールエリアまで100m近くをスプリントしたが、シャドリのシュートにはわずかに間に合わなかった。

●ベルギー戦の先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
酒井宏樹
吉田麻也
昌子源
長友佑都

▽MF
柴崎岳
長谷部誠
原口元気
香川真司
乾貴士

▽FW
大迫勇也

【了】

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