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日本代表 4年前

日本代表、背番号3の系譜。松田直樹、駒野友一、昌子源…W杯で最終ラインを支えたディフェンダー

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯

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コートジボワール戦の先発メンバー

監督:アルベルト・ザッケローニ
戦績:グループステージ敗退

背番号:酒井高徳(シュトゥットガルト)
生年月日:1991年3月14日(24歳)
個人成績:出場なし

 アルビレックス新潟ユースから2009年に昇格した酒井高徳は、10年1月のイエメン戦でA代表に初選出を果たした。10年の南アフリカワールドカップにはサポートメンバーとして帯同。新潟では3年間でリーグ戦64試合に出場し、2012年にドイツのシュトゥットガルトに移籍した。

 12年にはロンドン五輪に出場した。本大会では酒井宏樹とオーバーエイジの徳永悠平のバックアップという立場だったが、初戦のスペイン戦で酒井宏樹が負傷。すると、酒井高徳は両サイドバックをこなして準々決勝までの4試合に出場し、U-23日本代表のベスト4入りに貢献した。

 ロンドン五輪から2か月後、12年9月にA代表デビューを果たすと、その後はアルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表に定着した。右サイドには内田篤人や酒井宏樹、左サイドには長友佑都がいたために出場機会は限られたが、彼らが不在のときは両サイドをこなすユーティリティ性が評価され、ブラジルワールドカップのメンバーにも選出された。

 本大会で酒井高徳に出場機会はなく、日本代表は1勝もできずにグループステージで敗退した。大会後に就任したハビエル・アギーレの下では主に右サイドバックとして重用されたが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下では酒井宏樹にポジションを奪われ、左右のサイドバックの控えという立場となった。

 背番号21を背負って臨んだロシアワールドカップでは、第3戦のポーランド戦に右サイドハーフとして起用され、ワールドカップ初出場を果たした。しかし、出場はその1試合に終わり、大会後には代表引退を表明している。

●コートジボワール戦の先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
内田篤人
森重真人
吉田麻也
長友佑都

▽MF
山口蛍
長谷部誠
岡崎慎司
本田圭佑
香川真司

▽FW
大迫勇也

【次ページ】ロシアW杯

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