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日本代表 4年前

日本代表、背番号6の系譜。内田篤人、森重真人…予選で活躍するも、本大会では輝けなかった選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

南アフリカW杯

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パラグアイ戦の先発メンバー

監督:岡田武史
戦績:ベスト16

背番号6:内田篤人(鹿島アントラーズ)
生年月日:1988年3月27日(22歳)
個人成績:出場なし

 2006年に鹿島アントラーズの監督に就任したパウロ・アウトゥオリは、この年の開幕戦で高卒ルーキーの内田篤人をいきなり先発で起用している。1年目から28試合に出場してレギュラーに定着した内田は、次の年から名良橋晃がつけていた背番号2を受け継いだ。

 病に倒れたイビチャ・オシム監督の後任として08年から指揮を執る岡田武史監督は、19歳の内田を日本代表に抜擢している。第2次岡田政権の初陣から先発で起用され、瞬く間に日本代表の右サイドバックに定着。アジア予選では主力としてワールドカップ出場権獲得に貢献した。

 しかし、試合中に原因不明の吐き気によりパフォーマンスを落とし、ワールドカップを直前に控えた10年5月には左太ももを負傷してしまう。直前合宿からは控えとなり、本大会では駒野友一が4試合すべてに右サイドバックとして先発している。日本代表は2大会ぶりのグループステージ突破を果たしたが、内田は出番がないまま南アフリカを後にしている。

 内田は大会後にドイツのシャルケに移籍。ラウール・ゴンザレスやマヌエル・ノイアーといったトップレベルの選手たちとプレーし、UEFAチャンピオンズリーグでベスト4進出に貢献している。日本代表では13年8月から鹿島でつけていた2番に背番号を変更。アルベルト・ザッケローニ監督の下でも不動の存在で、ブラジルワールドカップでは3試合すべてに出場している。

●パラグアイ戦の先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
駒野友一
中澤佑二
田中マルクス闘莉王
長友佑都

▽MF
阿部勇樹
松井大輔
長谷部誠
遠藤保仁
大久保嘉人

▽FW
本田圭佑

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