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日本代表 4年前

日本代表、背番号6の系譜。内田篤人、森重真人…予選で活躍するも、本大会では輝けなかった選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日韓W杯

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ロシア戦の先発メンバー

監督:フィリップ・トルシエ
戦績:ベスト16

背番号6:服部年宏(ジュビロ磐田)
生年月日:1973年9月23日(28歳)
個人成績:1試合出場/0得点0アシスト

 東海大学を中退してジュビロ磐田に加入した服部年宏は、1年目からレギュラーに定着している。左ウイングバックやボランチなど複数のポジションで活躍し、黄金期の磐田を支える存在となった。

 1996年のアトランタ五輪ではブラジル代表のジュニーニョを徹底マークして封じ、「マイアミの奇跡」の立役者となった。同年9月にはA代表でもデビューして定着したが、背番号13をつけて臨んだ98年のフランスワールドカップでは出場することができなかった。

 フィリップ・トルシエ監督の下で「フラット3」と呼ばれた3バックの左で起用された時期もあったが、黄金世代の中田浩二の台頭により立場を下げている。それでもユーティリティ性を評価されてワールドカップメンバーに選ばれ、磐田でつけている背番号6を背負って2度目の大舞台に臨んだ。

 2-2で引き分けたベルギー戦では出番がなかったが、稲本のゴールで先制したロシア戦の終盤にチャンスが回ってきた。75分に小野伸二と代わって左ウイングバックでプレーして完封勝利に貢献。日本代表の歴史的勝利をピッチで味わっている。

 日本代表は第3戦でチュニジアに2-0で勝利して決勝トーナメント進出を決めたが、ラウンド16ではトルコに敗れて敗退となった。服部がプレーしたのはロシア戦の約15分だけだった。

●ロシア戦の先発メンバー

▽GK
楢崎正剛

▽DF
松田直樹
宮本恒靖
中田浩二

▽MF
明神智和
稲本潤一
戸田和幸
小野伸二
中田英寿

▽FW
鈴木隆行
柳沢敦

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