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世界最高の左サイドバックは誰だ! LSB能力値ランキング11位~15位。マルセロを脅かす、レアルの新ピースとは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:インテリジェンス溢れる男

ラファエウ・ゲレイロ
ラファエウ・ゲレイロの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

DF:ラファエウ・ゲレイロ(ポルトガル代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1993年12月22日(26歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
今季リーグ戦成績:20試合出場/5得点3アシスト


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 フランスが誇るエリート育成機関クレールフォンテーヌで技を磨いた26歳のポルトガル代表レフティー。2016年に行われたEURO(欧州選手権)では母国の優勝に大きく貢献した実力屈指の選手だ。ボルシア・ドルトムント在籍は今季で4年目。ここ数年は怪我や監督交代の影響でやや苦戦がちだった同選手であるが、今季はその鬱憤を晴らすかのようなハイパフォーマンスを維持している。

 そんなラファエウ・ゲレイロは、「テクニック」に視野の広さ、確かなパスセンスを兼備している。味方の動きを見逃さず、ピンポイントでボールを送り届けることを可能としており、左足から放たれる高質なクロスなどでもチャンスを幾度となく演出。本職のサイドバック以外にもセントラルMFとしてプレーすることができるが、それはまさにこうした能力があるからこそと言える。

 それに加え「スピード」と「ドリブル」も高水準。サイドを縦に突破することはもちろん、中へ切り込んでよりゴールに近いエリアにボールを持ち運ぶことが可能だ。また、インテリジェンスに優れる選手でもあり、機を見たダイアゴナルランなどオフ・ザ・ボールの動きもセンス抜群。ボールを持った際はもちろんのこと、保持していない時でさえ相手の脅威となることができるのが、ゲレイロの魅力であると言える。

 オフェンス能力が高い一方で、守備はやや改善が必要。まだまだ軽率な対応も見られる。また「フィジカル」と「空中戦」、負傷が多い点は否めず、そのあたりもマイナス評価。惜しくもトップ10入りを逃す結果となった。

【了】

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