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19/20ブンデスリーガベストイレブン。世界が期待の逸材にドイツの未来、バロンドール級のFWも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

ジェイドン・サンチョ
【写真:Getty Images】

ジェイドン・サンチョ(イングランド代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:2000年3月25日(20歳)
市場価格:1億1700万ユーロ(約140億4000万円)
今季リーグ戦成績:32試合出場/17得点17アシスト


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 イングランド期待のアタッカーは昨季、リーグ戦12得点17アシストをマークするなどブレイク。世界中から注目を集めるようになった。そんな中迎えた今季も、同選手の勢いは止まることを知らず。32試合の出場で17得点17アシストを記録するなど、圧巻のパフォーマンスを披露している。これで2シーズン連続の二桁得点&二桁アシスト。まさに怪物だ。

 今季は数々の記録も残した。イングランドの逸材は第20節ウニオン・ベルリン戦で得点を決めたことにより、「20歳の誕生日を迎えるまでのブンデスリーガ最多得点記録」を52年ぶりに更新。さらに、ブンデスリーガ通算30得点にも史上最年少で到達し、イングランド人選手としては2004/05シーズンのフランク・ランパード氏以来となる、欧州5大リーグでの15アシスト以上記録ということになった。

ティモ・ヴェルナー
【写真:Getty Images】

ティモ・ヴェルナー(ドイツ代表/RBライプツィヒ)
生年月日:1996年3月6日(24歳)
市場価格:6400万ユーロ(約76億8000万円)
今季リーグ戦成績:34試合出場/28得点8アシスト

 24歳のドイツ代表ストライカーは、今季より就任したユリアン・ナーゲルスマン監督の下でも不動のエースとして君臨。開幕3試合で5得点と申し分ないスタートダッシュを切ると、第10節~第16節まで7試合連続でゴールを決めることもあった。RBライプツィヒが前半戦を首位で折り返せたのは、間違いなくこの男の活躍が大きな要因となっていた。

 年明け以降はややペースを落としたものの、最終的にはリーグ戦全試合の出場で28得点8アシストの成績を残しており、エースとしての仕事を全うした。得点ランキングは2位、合計シュート数100本もリーグ2位となっているなど、他の17クラブにとって脅威の存在になったことは明らか。来季よりチェルシーでプレーすることが決まったが、最後にドイツの地で魅せた姿は非常に印象的だった。

ロベルト・レバンドフスキ
【写真:Getty Images】

ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1988年8月21日(31歳)
市場価格:5600万ユーロ(約67億2000万円)
今季リーグ戦成績:31試合出場/34得点4アシスト

 ティモ・ヴェルナーは今季リーグ戦28得点をマーク。得点王を獲得するに相応しい数字だが、それを上回ったのがこの男だ。バイエルン・ミュンヘンの絶対的エースは開幕から11試合連続ゴールを挙げるなど、いきなり圧巻のパフォーマンスを披露。同11試合の得点数はなんと「16」となっており、ゲルト・ミュラー氏の記録(15得点)を実に51年ぶりに更新することになった。

 その後も世界屈指のストライカーは得点を量産。ピッチに立った試合でゴールネットを揺らせなかったのはわずか6回となっており、最終的に34得点を収め自身5度目となるブンデスリーガ得点王に輝いている。ちなみに3年連続での単独得点王は同リーグ史上初の快挙。34得点という数字は1976/77シーズンのディーター・ミュラー氏以来43年ぶりの高得点となった。今年は残念ながら中止となったが、まさにバロンドール級の輝きだったと言えるはずだ。

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