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大島僚太、中村憲剛の引退に涙。「いなくなることが信じられない。本当に感謝」

text by 編集部 photo by Getty Images

大島僚太
【写真:Getty Images】

 天皇杯決勝の川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦が1日に行われ、1-0の勝利を収めた川崎Fが優勝を飾った。川崎FのMF大島僚太が試合後に優勝の喜びや、現役を引退するMF中村憲剛への思いを語った。

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 試合は55分に三笘薫が奪った1点が決勝点となり、川崎FがJ1優勝と合わせて二冠を達成。「すごく嬉しいです。憲剛さんも引退するし、チームを離れる選手も含めて、そういう選手たちのためになんとしても勝ちたかったので。勝てて良かったと思います」と大島は語る。

 前半から優位に試合を進めながらもなかなかゴールを奪えず、1点差の終盤にはあわや同点かと場面もあった。それでも最終的に逃げ切ったのは「勝ちが全てだったと思うので。そこは成長だと捉えています」と大島。だが「自分たちのやりたいサッカーは、もっと相手を圧倒し続けること。そこは課題として今後目を向けていくべきところかなと思います」とさらなる成長への意欲も見せた。

 引退する中村についての思いを聞かれると、感極まって涙を見せる姿も。「いなくなることが信じられないと言えば信じられないし、それくらい一緒にプレーしている間にたくさんのことを教えてもらいました。あれだけ愛されるサッカー選手というのはなかなかいないと思います。僕も憲剛さんを愛していた一人でした」「本当に憲剛さんには感謝しかない。全てを教えてもらった。本当に感謝していることが一番です」と、2011年の入団から10年間一緒に戦い続けた先輩への思いを語った。

 だが中村が不在となる来季以降に向けて、「いつまでも依存はできない。チームとしてもそうです」と大島。「今後負ければ、やっぱり憲剛さんかなとか言われることもあると思うので。なにくそと思って、自分が引っ張っていく覚悟を持って戦っていきたい」とチームを担っていく責任感を示した。

【了】

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