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Jリーグ 3年前

U-20日本代表最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、久保建英にJリーグに眠る逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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久保建英
【写真:Getty Images】

久保建英(ヘタフェ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日(19歳)
市場価値:2000万ユーロ(約24億円)
20/21リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト(ビジャレアル)
20/21リーグ戦成績:2試合出場/0得点0アシスト(ヘタフェ)

 日本だけでなく世界が注目する若きレフティーだ。バルセロナのカンテラ(下部組織)で培ったテクニックは19歳ながらハイレベルで、独力よりは味方と連係しながら攻撃のグレードを高めることを好んでいる。得点力などの向上は必須だが、大化けする可能性を秘めていることは間違いない。

 ウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルでは評価を大きく落としてしまった。ただ、ホセ・ボルダラス監督率いる新天地ヘタフェでのつかみは上々。2000万ユーロ(約24億円)という市場価値はすでに日本人選手トップとなる数字だが、ここから再び金額が上昇していく確率は高いかもしれない。

中村敬斗
【写真:Getty Images】

中村敬斗(シント=トロイデン/ベルギー)
生年月日:2000年7月28日(20歳)
市場価値:60万ユーロ(約7200万円)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/1得点0アシスト

 三菱養和SC時代にドリブルなど個のスキルを磨き、高校時代には複数クラブから注目された。その後ガンバ大阪入団を決め、18歳でJ1デビューを果たしている。同クラブでは決して絶対的な主力というわけではなかったが、出番を貰った際に放つインパクトはやはり目を見張るものがあった。

 ただ、現在は輝きを失っている。Jリーグで自信をつけ2019年にトゥエンテへ渡ったが、サポーターと監督の信頼を得るには至らず。昨年には活躍の場をシント=トロイデンへ移したが、全くと言っていいほど試合に絡むことができていない。欧州の地で評価を落とし続けている。

山田寛人
【写真:Getty Images】

山田寛人(セレッソ大阪)
生年月日:2000年3月7日(20歳)
市場価値:25万ユーロ(約3000万円)
2020リーグ戦成績:19試合出場/2得点1アシスト(ベガルタ仙台)

 パワー、スピード、テクニックの三拍子を揃えるストライカーは、2016年にセレッソ大阪のトップチームに2種登録。その2年後にトップ昇格を果たしている。ちなみに、2000年生まれで初めてJリーグの試合に出場したのがこの男である(2016年10月、J3リーグ第26節ブラウブリッツ秋田戦)。

 C大阪のトップチームではなかなか出番を掴めず、2019年の夏にはFC琉球へ育成型期限付き移籍。そして昨季はベガルタ仙台に期限付きで加入していた。仙台では嬉しいJ1初ゴールを奪ったが、最終的な成績は19試合で2得点1アシスト。覚醒するにはしばらく時間がかかるかもしれない。

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