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日本代表 3年前

サッカー日本代表、最新招集メンバー全紹介(DF編)。所属クラブでの現状とパフォーマンスも総チェック

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

サイドバック(3)

橋岡大樹
【写真:Getty Images】

橋岡大樹(はしおか・だいき)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 浦和レッズの下部組織出身で2018年にトップチーム昇格。そこからの成長速度は凄まじかった。浦和でさっそく定位置を確保すると、プロ2年目の2019年にはEAFF E-1サッカー選手権に挑む日本代表に初選出。そして今年に入り、活躍の場をヨーロッパへと移している。ここまでは順調なキャリアに思えるが、もちろんまだまだ成長を止めることはないだろう。

 新天地シント=トロイデンでの1年目は期間こそ短かったが、それでも結果を残した。第28節オイペン戦でデビューすると、対人守備の強さや強靭なメンタルを武器に翌節から最終節までの全試合でフル出場を達成。第31節ワースランド・ベフェレン戦では2アシストを記録するなど、周囲にインパクトを与えた。良い感触を掴みながら、ベルギーでの2年目に向かうことができるのは確かだろう。

 上記した通り前回の日本代表招集は2年前のE-1。この時は国内組のみの構成となっていたので、今回が海外組の主力と時間を共にする初めての機会となる。ミャンマー代表戦で長いプレータイムを与えられる可能性は高いとは言えないが、先輩の姿から吸収できることは多くあるはずだ。

菅原由勢
【写真:Getty Images】

菅原由勢(すがわら・ゆきなり)
所属クラブ:AZ(オランダ)
20/21リーグ戦成績:25試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト

 名古屋グランパスからヨーロッパへ飛び出し成長中の20歳だ。左右両サイドやセンターバックを務めるポリバレントさが特長で、非凡なスピードを持っていて1対1にも強い。同選手もまた、酒井宏樹や長友佑都といったベテランの「後継」を狙う存在で、今後の更なるレベルアップに期待がかかる。

 AZでは絶対的主力ではなく、基本的にノルウェー代表DFヨナス・スベンソンのバックアップとなっているが、今季はそのスベンソンが長期離脱を強いられたため出番を得ることが多かった。もちろんただピッチに立つだけでなく、重要な試合でゴールを決めたりと、良い印象を与えるパフォーマンスを披露。クラブの4季連続となるリーグ・トップ4入りに貢献したと言っていいだろう。

 昨年にA代表初選出を果たし、10月のカメルーン代表戦では出番も得た。ただその時の出場時間は4分間と、アピールする時間は残されていなかった。今回のミャンマー代表戦も多くのプレータイムを与えられる可能性は低いと言わざるを得ないが、もしチャンスがあればしっかりと森保一監督にアピールしたいところである。

【了】

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