鹿島アントラーズ、上田綺世が見せた「新しい引き出しのゴール」。東京五輪エース候補の存在価値とは?【コラム】

2021年05月31日(Mon)9時40分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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明治安田生命J1リーグ第17節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズが30日に行われ、2-1で川崎が勝利を収めた。4月24日以来となるリーグ戦先発出場を果たした上田綺世は、一時は同点となるゴールを決めている。東京五輪のU-24日本代表エース候補と目される男は、「FWはチームを勝たせるのが仕事」と、責任感を持ってプレーしている。(取材・文:元川悦子)

「気迫を見せたい」。上田綺世の覚悟

上田綺世
【写真:Getty Images】



 川崎フロンターレは30日の一戦にJ1開幕20戦無敗の新記録と鬼木達監督のJ1通算100勝が懸かっていた。その相手が常勝軍団・鹿島アントラーズだったのは因縁深い。鬼木監督は現役時代に鹿島と川崎でプレーしたが、鹿島の相馬直樹監督とは両クラブで同僚だった。相馬監督自身も2011年に川崎の監督に就任している。さまざまな巡り合わせが重なったゲームということで、注目度が一層、高まった。

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 大一番に満を持して先発出場したのが、鹿島のエースFW上田綺世だ。プロ3年目の今季は2月27日の開幕・清水エスパルス戦に出場した後、ケガで3試合欠場。3月21日の名古屋グランパス戦で復帰し、4月に入って柏レイソル、コンサドーレ札幌戦で連続ゴールを奪うなど、復調の兆しを見せていたところでザーゴ前監督の更迭というショッキングな出来事に直面することになった。

「セットプレーからでなく、(流れの中の)形からもう少し点を取りたい。全部勝って優勝するくらいの気迫を見せたい」と本人は新たな覚悟を口にしたというが、4月24日のヴィッセル神戸戦で今季3点目を奪った直後に再び負傷。その後はジョーカー的に途中出場が続いていた。

 今回は7試合ぶりのスタメン。大目標の優勝に近づくためにも、自身のゴールで川崎を追い詰めたかった。

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