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日本代表 3年前

U-24日本代表の東京五輪の序列は?全選手査定。ポジション別に2試合をA~C評価、本番前にアピールに成功したのは…

text by 編集部 photo by Getty Images、JFA

DF

吉田麻也
吉田麻也【写真:Getty Images】


U-24ホンジュラス代表戦:酒井宏樹(80分OUT)、吉田麻也(80分OUT)、冨安健洋(フル出場)、中山雄太(87分OUT)、板倉滉(63分IN)、町田浩樹(80分IN)、橋岡大樹(80分IN)

 U-24ホンジュラス代表戦では酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋のA代表主力組が揃って先発。旗手怜央不在の左サイドバックには中山雄太が入った。酒井、吉田、冨安の安定感はやはり抜群で、吉田はセットプレーから貴重な先制点もマーク。中山は圧倒的な存在感こそなかったが、攻守において大きな問題なくプレーしていた。後半はペースが乱れて押し込まれ1失点を喫したが、吉田を中心とした最終ラインは大崩れはせず。吉田、酒井は80分、中山は87分でお役御免となっている。途中出場の板倉滉、橋岡大樹、町田浩樹は残り時間少ない中でしっかりと戦っていた。

U-24スペイン代表戦:酒井宏樹(46分OUT)、吉田麻也(46分OUT)、冨安健洋(46分OUT)、旗手怜央(フル出場)、板倉滉(フル出場)、橋岡大樹(46分IN)、瀬古歩夢(46分IN)、町田浩樹(46分IN)、中山雄太(80分IN)

 酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋の3人はU-24ホンジュラス代表戦に引き続き先発。左サイドバックには旗手怜央が入り、板倉滉はボランチを担った。前半からU-24スペイン代表にボールを持たれる展開となったが、欧州でプレーするOA2人+冨安は常に冷静で得点を与えない。旗手も奮闘し、攻撃面では効果的な縦パスを何本も出した。後半に入り酒井、吉田、冨安の3人はベンチに下がり、橋岡大樹、瀬古歩夢、町田浩樹が出場。しかし、無失点で終えたいところだったが、U-24スペイン代表の攻めに手を焼き失点してしまった。瀬古と町田はそれほど悪くなかったが、やはり強敵相手に耐える展開になると少し物足りず。橋岡は攻守で厳しいパフォーマンスに終始してしまった。一方、フル出場した旗手は攻守で好印象を残し、中盤で先発した板倉も随所で対人守備の強さを見せていた。

DF査定

 酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋の存在感はもはや別格。守備の強度は今回の2試合もピカイチだった。また、U-24スペイン代表戦で先発した旗手怜央も攻守で躍動。東京五輪本大会でも期待できるパフォーマンスを見せた。中山雄太、板倉滉、瀬古歩夢、町田浩樹の4人は先述の4人に比べると輝きは薄かったが、及第点といった内容だった。一方で厳しい評価にせざるを得ないのが橋岡大樹。U-24スペイン代表戦の45分間は相手に狙われてしまい、攻撃面では軽率なパスミスを何度か犯すなど、不安の募る内容だった。

A評価:酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、旗手怜央
B評価:中山雄太、板倉滉、町田浩樹、瀬古歩夢
C評価:橋岡大樹

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