U-24日本代表が見失ったものとは? 鈍るパスワーク、三笘薫の活かし方もいまひとつ【西部の目/東京五輪男子サッカー】

2021年08月01日(Sun)10時30分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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U-24日本代表は7月31日、東京五輪(東京オリンピック)男子サッカー・準々決勝でU-24ニュージーランド代表と対戦し、0-0のまま突入したPK戦で準決勝進出を決めている。グループリーグ第3戦でU-24フランス代表から4得点をマークした攻撃陣は沈黙。U-24日本代表はあるものを見失っていた。(文:西部謙司)

異なるスタイルと膠着する試合

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【写真:Getty Images】



 対照的なプレースタイルの激突だけに噛み合ったゲームだったが、PK戦まで持ち込めたという点ではU-24ニュージーランド代表のペースだったかもしれない。

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 3-1-4-2のニュージーランドに対して、U-24日本代表は3バックにさほどプレスにはいかず、林大地と久保建英はアンカーへの供給路を断つ。サイドへ展開させたところで寄せて守備のスイッチを入れれば、ニュージーランドは縦へ浮き球のパスを蹴るだけ。ビルドアップのパターンがそれしかないのを読み切ってボールを回収していた。

 一方、U-24日本代表の攻撃もニュージーランドの球際の強さに阻止される。10分に林のDFとGKの間を通したロークロスに遠藤航が合わせたが枠外。これが最初の決定機だった。31分にも久保の突破からのクロスを堂安律が狙ったがやはり枠外。ニュージーランドは5バックで引いているが、フラットなのでGKとDFの間が空きやすく、俊敏性ではU-24日本代表が上なのでサイドをえぐればチャンスになった。34分にも相馬勇紀のプルバックを堂安がシュートしたがこれも入らず。3つの決定機を逃したことで試合は膠着していった。

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