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バルセロナ、最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。メッシが抜け、負傷者は続出、新時代を担うのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF紹介

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【写真:Getty Images】



セルジーニョ・デスト(米国代表/背番号2)
生年月日:2000年11月3日(20歳)

 アヤックスから加入した昨季、セルジーニョ・デストは公式戦43試合に出場している。昨季は3バックを採用したバルセロナでウイングバックに入ることが多く、スピードやテクニックといった武器を活かすことができた。今季は4バックに変更したこともあり、守備面でのタスクにどう適応できるかがカギとなりそうだ。

 19年1月にベティスと共同保有する形で獲得し、今夏からバルセロナでプレーしていたエメルソン・ロイヤルが移籍期限ぎりぎりでトッテナムへ完全移籍。右サイドバックを本職とする選手がデスト1人という状況で、マルチロールのセルジ・ロベルトとポジションを争うことになりそうだ。

ジェラール・ピケ(元スペイン代表/背番号3)
生年月日:1987年2月2日(34歳)

 ラ・マシア(バルセロナの下部組織)時代の盟友であるリオネル・メッシが去ったことで、ジェラール・ピケのピッチ内外での影響力はさらに大きくなるだろう。開幕戦ではFKを頭であわせてゴールネットを揺らし、チームの今季初ゴールをマークした。

 しかし、第2節で左足のヒラメ筋を負傷。バルセロナで現役を全うすることを望むピケは今季中に35歳となる。昨季は怪我の影響もあり、キャリア最少のリーグ戦18試合出場に留まったが、今季はどれくらい稼働できるだろうか。

エリック・ガルシア(スペイン代表/背番号24)
生年月日:2001年1月9日(20歳)

 エリック・ガルシアは16歳のときにバルセロナからマンチェスター・シティの下部組織へ移っている。ペップ・グアルディオラ監督からの評価も高く、出場機会も徐々に増やしていたが、契約延長を拒否。今夏にフリーで古巣のバルセロナへと戻ってきた。

 正確な足元の技術はガルシアの長所だが、14日のバイエルン・ミュンヘン戦では寄せの甘さが失点につながった。先月には最愛の祖父を亡くすという悲しい出来事も起きた。ピッチ内外で厳しい時間を過ごすガルシアだが、これを乗り越えることはできるだろうか。

ジョルディ・アルバ(スペイン代表/背番号18)
生年月日:1989年3月21日(32歳)

 ラ・マシア(バルセロナの下部組織)出身のジョルディ・アルバは、リオネル・メッシの退団に伴い、今季から第4主将という役割を与えられた。在籍9年目の今季は、公式戦400試合出場という大台も視野に入る。新加入選手が登録するために必要な給与規定を守るため、他の主将たちとともに年俸カットにも応じた。

 精度の高い左足のキックは健在で、第3節では抜群のタイミングで左サイドを駆け上がってクロスを入れ、セルジ・ロベルトのゴールをおぜん立てしている。今季に33歳となり、バイエルン戦で負った負傷の影響も気になるが、替えが効かない存在に変わりはない。

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