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マリノスのマスカット監督、“指笛”疑惑を完全否定「決して真実ではない」。名古屋グランパス戦で物議

text by 編集部 photo by Getty Images

ケビン・マスカット
【写真:Getty Images】



 横浜F・マリノスのケビン・マスカット監督は21日、練習後にオンラインで取材に応じて自身にかけられた疑惑を真っ向から否定した。

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 問題となった事象は今月18日に行われた明治安田生命J1リーグ第29節の名古屋グランパス戦で起こった。前半の26分、名古屋が自陣でボールを奪ってカウンターに移った場面でのこと。縦パスに抜け出した名古屋のFWシュヴィルツォクがマリノスのディフェンスラインの背後に抜け出したタイミングで、笛の音が鳴った。

 これによりオフサイドと勘違いしたシュヴィルツォクだけでなく、マリノスの選手たちも一瞬足を止めてしまった。結局、笛の音は主審によるものではなく、発生源は不明のまま。だが、ネット上などではマリノスを率いるケビン・マスカット監督によるものではないかという疑惑が生まれていた。

 自身にかけられた指笛疑惑に対し、マスカット監督は「普段であればこういう質問には答えないが」と前置きしたうえで「いろいろなことが出ているが、決して真実ではない」と真っ向から否定した。

 そして「第4審判が自分から4、5メートル離れたところで見ていたので、ベンチのメンバーがそういう行為をしたのであれば、ビデオを見直すことも進言できたと思うが、そうしていないなら、ベンチでは何も起こっていなかったということ」と続ける。

「審判団には見えておらず、誰がやったかわからないものに、憶測で何かを言うべきではない」

 マスカット監督は「他の場面でも判定を下さなければいけないことがたくさんあるレフェリーは本当に大変な仕事で、我々はリスペクトしている」とも強調する。

 本人の否定により今回の疑惑の真相は明らかにならないままだ。とはいえ、どんな状況であっても、ピッチ上の選手たちを惑わし、結果をも左右しかねない指笛のような迷惑行為が再び起こらないことを願いたい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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