フットボールチャンネル

最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング6~10位。輝きを失った天才は約38億円ダウン…。 Jリーガー最高額となったのは… 【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

6位:日本の韋駄天ドリブラー

1001-伊東
【写真:Getty Images】



MF:伊東純也(日本代表/ヘンク)
生年月日:1993年3月9日(28歳)
市場価格:800万ユーロ(約9.6億円)
20/21リーグ戦成績:32試合出場/10得点12アシスト

 大学卒業後、ヴァンフォーレ甲府に加入した伊東純也は、プロ初年度からリーグ戦30試合に出場すると翌年には柏レイソルに移籍した。加入当初は右サイドバックでの出場となったが、快速ドリブルを武器にJ1を無双。2シーズン目に右ウイングに定着し、シーズン6得点6アシストを記録している。さらに翌年には、前シーズンの倍となる12アシストを記録。個人で奮闘するも、チームとしては結果が出ずJ2に降格が決まり、2019年にベルギーのヘンクに移籍した。

 欧州初挑戦ながら、シーズン途中に加入したヘンクですぐに主力となった伊東は、プレーオフ9試合に出場し2得点1アシストの活躍でリーグ優勝に貢献した。ベルギーでもそのスピードを活かしたドリブルは簡単には止められず、完璧にリーグに順応した昨季は覚醒。リーグカップ優勝に貢献し、リーグ戦では32試合で10得点12アシストでチームを牽引した。

 今やヘンクを代表する選手となった伊東の市場価値は、加入から3年で450万ユーロ(約5.4億円)から800万ユーロ(約9.6億円)に上昇。その活躍から今夏にはベルギー国内外のクラブから関心が寄せられるも残留を決断した。欧州五大リーグへの移籍に意欲的なこの日本代表MFは、昨季以上の結果を残し来夏、ステップアップを果たすことができるだろうか。

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top