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最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング56~60位。10ヵ月で約1.2億ダウン… 下落が続く元日本代表とは?【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

56位:一度は再起を果たすが…

1025-槙野
【写真:Getty Images】



DF:槙野智章(元日本代表/浦和レッズ)
生年月日:1987年5月11日(34歳)
市場価格:110万ユーロ(約1.3億円)
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点0アシスト

 2006年にサンフレッチェ広島のトップチームに昇格した槙野智章は、2007シーズン後半に主力選手が怪我により欠場となるとスタメンに抜擢。突如巡ってきたチャンスを掴み、それ以降スタメンに定着した。同シーズンは16位に沈みJ2に降格したが、翌年もチームに残留しリーグ戦41試合7得点の活躍でJ2優勝。1年でのJ1復帰に貢献した。

 J1初年度も攻撃的なDFでチームを貢献した槙野は、リーグ戦33試合に出場し、自己最多となる8得点を決める活躍で4位フィニッシュに貢献した。サンフレッチェ広島でJリーグ屈指のDFに成長したこの男は、2011年1月に1.FCケルンに移籍。この移籍時には自己最高の200万ユーロ(約2.4億円)を記録していたが、ドイツでの不遇により価格が急降下。10ヵ月で半額の100万ユーロ(約1.2億円)まで下落した。

 2年でJリーグ復帰となった槙野は、浦和レッズで再起を果たす。2016年はJリーグYBCルヴァンカップ優勝、翌シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)などタイトル獲得に貢献し、再び市場価格も自己最高額となった。しかし、2019年以降は下落が続いている。現在は110万ユーロ(約1.3億円)となっているが、さらに下落していく可能性も十分にあるだろう。

【了】

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