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最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング56~60位。10ヵ月で約1.2億ダウン… 下落が続く元日本代表とは?【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

57位:移籍を機に価格が上昇したが…

1025-岩波
【写真:Getty Images】



DF:岩波拓也(日本/浦和レッズ)
生年月日:1994年6月18日(27歳)
市場価格:110万ユーロ(約1.3億円)
20/21リーグ戦成績:23試合出場/0得点1アシスト

 ヴィッセル神戸の下部組織出身の岩波拓也は、高校2年次の2011年にトップチームに2種登録されると、翌年にトップチームに昇格。同年の第29節、清水エスパルス戦でJ1デビューを果たしたが、チームはJ2に降格した。しかし、これを機に2013シーズンはスタメンに定着。リーグ戦33試合に出場し、1年でのJ1復帰に貢献した。

 J1復帰後もチームを後方から支えた岩波は、2016年にリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表に選出。しかし、オーバーエイジ(OA)として出場した塩谷司の存在もあり、本大会では出場が叶わなかった。大会後、ヴィッセル神戸で守備の要として活躍したこのDFは、2018年にフリーで浦和レッズに移籍となった。

 開幕当初はベンチを温める日々が続いたが、1年目のシーズン後半にはスタメンに定着。リーグは5位に終わったが、12年ぶり7度目の天皇杯優勝に貢献した。このシーズンの活躍により、市場価値は大幅に上昇したが、2019シーズンはリーグ14位、翌シーズンは10位とクラブが順位を落とすと、岩波の価格も下落していった。現在は110万ユーロ(約1.3億円)となっているが、今季5位に付けているクラブの復活とともに、価格も右肩上がりとなっている。

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