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最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング56~60位。10ヵ月で約1.2億ダウン… 下落が続く元日本代表とは?【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値、成績は9月28日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠

60位:名古屋グランパスの心臓

1025-稲垣
【写真:Getty Images】

MF:稲垣祥(日本代表/名古屋グランパス)
生年月日:1991年12月25日(29歳)
市場価格:110万ユーロ(約1.3億円)
20/21リーグ戦成績:34試合出場/3得点2アシスト


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 大学卒業後、ヴァンフォーレ甲府に加入した稲垣祥は、抜群の持久力と献身的なプレーで初年度から主力に定着。2シーズン目からはスタメンに定着し、中盤を支えた稲垣は、2017年1月にサンフレッチェ広島に移籍した。1年目は出場機会が少なく挫折を味わったが、第33節のFC東京戦でチームの2点目を決めて残留に貢献。翌年からスタメンに定着した。

 代えの効かない存在となった2年目には、リーグ戦33試合に出場。リーグ2位となったチームの中盤の要となり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に貢献した。この年の活躍により市場価値は急上昇。しかし、2019シーズンいっぱいで契約満了となった稲垣は、2020年1月に名古屋グランパスに加入している。

 マッシモ・フィッカデンティ監督の下、再建を図るチームでは1年目からスタメンに定着。リーグ戦全34試合フル出場し、豊富な運動量と献身的な守備でリーグ最少失点に貢献した。すると翌年、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のモンゴル戦で日本代表デビュー。いきなり2得点を決める活躍を見せた。今季もここまで33試合全てにフル出場している稲垣の市場価値は、自己最高の110万ユーロ(約1.3億円)となっている。

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