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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング11~15位。日本が誇る孤高の天才、 世界を魅了した男とは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

12位:一気にブレイクした日本代表DF

1104-冨安
【写真:Getty Images】



DF:冨安健洋(日本代表/アーセナル)
生年月日:1998年11月5日(22歳)
クラブ:シント=トロイデンVV→ボローニャ
移籍日:2019年7月9日(当時20歳)
移籍金:700万ユーロ(約8.4億円)

 アビスパ福岡の下部組織出身の冨安健洋は、2016シーズン2ndステージの第3節、FC東京戦でJ1デビューするとそのまま定位置を確保。また、同年10月に行われたAFC U-19選手権では、大会通して無失点に抑える活躍で、日本代表の初優勝に貢献している。その後もクラブと代表で着実に成長した冨安は、2018年1月にベルギーのシント=トロイデンVVに移籍した。

 欧州リーグに移籍を果たした冨安は、ここから急成長を遂げる。18/19シーズン開幕戦からフル出場を果たすと、リーグ戦27試合に出場。DFリーダーとして守備陣を統率する活躍を見せた。すると2019年7月に700万ユーロ(約8.4億円)でボローニャに加入。海外リーグに挑戦して1年で欧州5大リーグに移籍を果たした。

 どの主要リーグよりも守備戦術に秀でるセリエAでは右サイドバックにコンバートされたが、対人守備に優れ、攻撃センスも持ち合わせる冨安は見事にブレイク。イタリア紙、ガゼッタ・デル・スポルトの「開幕戦で輝いた新星5人」に選出され、一気にイタリア中に名前が知れ渡った。安定したパフォーマンスで活躍を続けたこのDFは、その後さらに評価が上昇。ビッグクラブから注目される選手に変貌を遂げた。

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