三笘薫と古橋亨梧は武器の威力が違う。それでも定まらないサッカー日本代表の武器の活かし方【西部の目/W杯アジア最終予選】

2021年11月17日(Wed)11時07分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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サッカー日本代表は現地時間16日、カタールワールドカップアジア最終予選でオマーン代表と対戦し、1-0で勝利した。攻撃が停滞していた日本代表は、三笘薫、古橋亨梧、中山雄太が投入されたことで蘇った。武器を手にした日本代表は、前半とは明らかに違う姿を見せている。(文:西部謙司)

囲まれた伊東純也、息が合わない前半

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【写真:Getty Images】

 前半は膠着状態だった。日本代表は3試合連続の4-3-3、出場停止の守田英正に代わって柴崎岳がMFの一角に入る。オマーン代表は4-3-1-2。

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 システムの噛み合わせからいえば、日本代表のSBがフリーになりやすい。ただし、オマーン代表のMFはサイドへスライドしてくるのが早く、フリーといってもそれほど時間は与えられていないが、田中碧や遠藤航が引いて、長友佑都と山根視来を前方へ送り込むことはできていた。

 しかし、そこから先がない。山根と伊東に柴崎が加わる右サイドは、伊東の突破が警戒されていて、伊東が仕掛ける気配をみせると3人で網を張って抑えにかかる。伊東はその三角形の真ん中へ吸い込まれるようにドリブルして出口を失っていた。左はさらに打ち手がない。ペナルティーエリアの縦ライン付近の「ポケット」への侵入を試みてもパスワークの息が合わない。結局、守備ブロックの外側からハイクロスを放り込むのが主なアプローチになっていた。

 前半のチャンスは長友が1対1から縦に外してのクロスをファーにいた伊東が合わせたシーンのみ。伊東のシュートは大きくバウンドしてバーを越えた。

 一方、オマーン代表もこれといったチャンスはなし。到底入りそうもないロングシュートと日本代表のミスがらみ以外は得点の匂いはしない。たまに良い形になってもクロスボールは吉田麻也と冨安健洋が確実に弾き返した。

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