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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング56位~60位。このままだと消えた逸材に!? 24歳で正念場を迎えているのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

58位:早くも苦しむ若きアタッカー

伊藤達哉
【写真:Getty Images】



MF:伊藤達哉(日本代表/シント=トロイデン)
生年月日:1997年6月26日(24歳)
クラブ:ハンブルガーSV→シント=トロイデン
移籍日:2019年8月22日(当時22歳)
移籍金:150万ユーロ(約1.8億円)

 柏レイソルの下部組織出身だが、Jリーグでプレーした経験はない。2014年にUAEで開催されたアル・アインインターナショナルジュニアチャンピオンシップという大会に出場し、ハンブルガーSV戦で大活躍を果たしたことで彼らの目に留まり、高校卒業と共にドイツへと旅立っている。

 ハンブルガーSV加入当初は2軍でのプレーだったが、そこで存在感を示したことで2017/18シーズンよりトップチームの一員としてプレーするようになり、ブンデスリーガ20試合に出場していた。しかし、2018/19シーズンは新監督の元で思ったほどプレータイムが伸びないなど苦戦。そして同シーズン終了後には、クラブがまたも監督を変えたことで、2軍への降格を余儀なくされてしまった。

 当然これに満足感を示すことのないアタッカーは、出場機会を求めて2019年に150万ユーロ(約1.8億円)という移籍金でシント=トロイデンへと旅立った。ところが、ベルギーでも出場機会は限定的で、ここまでの得点数はわずか「1」。現在24歳とまだまだ若いが、早くも正念場を迎えている。

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