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セレッソ新外国籍選手、ジェアン・パトリッキはどんな選手? ポルトガルなどでの経歴、実績は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェアン・パトリッキ
【写真:Getty Images】



 J1のセレッソ大阪は、ポルトガル1部のサンタ・クララに所属するブラジル人FWジェアン・パトリッキの完全移籍加入が合意したことを8日に発表した。2022シーズンの新外国籍選手となるジェアン・パトリッキとはどのような選手なのだろうか。

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 ジェアン・パトリッキは1997年5月14日生まれの24歳。ブラジルの名門サンパウロの下部組織出身であり、国内クラブへのレンタルで経験を積んだあと2017年夏に欧州へ渡った。

 ブルガリア1部のセプテムヴリ・ソフィアとモルドバ1部のザリア・バルツィでそれぞれ短期間プレーし、一旦ブラジルへ帰国したあとポルトガル2部のアカデミコ・ヴィセウへ。若くして流浪のキャリアを歩んだが、ヴィセウでは1年間を通してプレーし、リーグ戦21試合に出場して4得点を挙げている。

 2020年夏にはステップアップを遂げ、1部のサンタ・クララへ移籍。1年目はリーグ戦で20試合に出場したが、先発は5回にとどまり得点はなかった。なお1月には日本代表MF守田英正も加入し、チームメートとしてプレーすることになった。

 加入2年目の今季は開幕スタメンを飾ったが、その後はスーパーサブ的に起用。9月にはカップ戦で移籍後初ゴールを挙げ、続いて10月2日のヴィゼーラ戦ではポルトガル1部リーグ初ゴールも記録していた。

 現地時間7日に行われたスポルティングCP戦では今季5度目の先発に起用されると、1ゴール1アシストの活躍。前節まで無敗を維持していた昨季王者に初めて土をつける金星の立役者の一人となった。

 だがおそらく、試合前の時点で日本行きはすでに合意していたのだろう。直後にはポルトガルメディアでもC大阪との合意が報じられていた。サンタ・クララとの契約が残り半年となっていたこともあり、格安の移籍金で取引がまとまったとみられている。

 ポルトガルリーグでは1年半で36試合に出場して2得点。主にウイングとしてプレーすることもありゴール数が多い選手ではないが、強豪相手にも発揮した勝負強さをJリーグでも見せたいところだ。

【了】

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