71位：Jリーグ通算得点数歴代1位

FW：佐藤寿人（サンフレッチェ広島）
最高市場価値：230万ユーロ（約2.8億円）
更新日：2009年12月17日（当時27歳）

　ジェフユナイテッド市原（現・ジェフユナイテッド千葉）のジュニアユース出身の佐藤寿人は、双子の兄の佐藤勇人と共に2000シーズンにトップチームデビューを飾った。しかし、当時J1の市原では活躍することができず、セレッソ大阪（当時J2）を経て、03年にベガルタ仙台（当時J1）へと期限付き移籍した。

　加入初年度から得点力が開花し、J1では30試合9ゴール、公式戦では37試合で13ゴールと結果を残した。一方で仙台はJ2への降格が決まったが、佐藤は期限付き移籍から完全移籍へと移行して残留した。続く2004シーズンはJ2で得点ランキング4位の20ゴールを決めたが、チームは6位に終わりJ1復帰を果たすことができなかった。

　仙台がJ1復帰できなかったこともあり、2005シーズンにサンフレッチェ広島へと完全移籍している。その後の広島での活躍は記憶に新しいだろう。加入初年度から11年連続、仙台時代を含めると12年連続でリーグ戦二桁ゴールを達成している。J1最多得点記録こそ大久保嘉人に抜かれたが、カテゴリーを含めないJリーグ通算得点数は220得点で歴代1位だ。Jリーグの歴史に名を残す活躍を披露した佐藤の市場価値が最も高騰していたのは、27歳だった2009年12月。230万ユーロ（約2.8億円）と評価された。

【了】