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史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング86~90位。18歳で海を渡ったドリブラー、ザックジャパンで活躍したMFも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

86位:日本代表でも活躍した守備職人

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【写真:Getty Images】



MF:山口蛍(ヴィッセル神戸)
最高市場価値:200万ユーロ(約2.4億円)
更新日:2019年1月5日(当時28歳)

 セレッソ大阪のジュニアユース出身の山口蛍はU-18で主将を務めた後、2009シーズンにJ2でプロデビューを飾っている。チームが2009シーズンにJ2で2位となったことから2010シーズンよりJ1に昇格し、山口は2011シーズンの中盤戦から多くの試合で起用されるようになった。また、2012年に開催されたロンドンオリンピックに臨む日本代表メンバーにも選出され、全6試合で先発フル出場を果たしている。

 2013年にはA代表デビュー、そしてJ1で自身初のベストイレブンに選出されるなどその評価を着実に高めた。アルベルト・ザッケローニ率いる日本代表のレギュラーにも定着し、14年夏に行われたブラジルワールドカップでは全3試合に出場した。16年1月にはドイツ、ブンデスリーガに所属するハノーファーへと完全移籍し、自身初の海外移籍を果たしたが、クラブの2部降格や怪我による長期離脱などが重なり、わずか半年でセレッソ大阪に復帰している。

 セレッソ大阪復帰後は再び主力に返り咲き、2017年には自身2度目となるJ1ベストイレブンに選出された。また、2018シーズンには主将を務めた。こうして再び評価を高めた山口の市場価値は上昇し、ヴィッセル神戸への移籍が発表された直後の19年1月5日に自己最高額となる200万ユーロ(約2.4億円)を記録している。


【了】

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