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Jリーグ 2年前

14位転落…。ガンバ大阪が抱える最重要課題とは? 嘆く昌子源、貪欲さを見せる18歳、片野坂知宏体制1年目の現状とは…【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ第10節、FC東京対ガンバ大阪が29日に行われ、2-0でFC東京が勝利した。片野坂知宏監督が今季から指揮を執るガンバは、10試合を終えて14位と低迷している。暗いトンネルから抜け出すためには何が必要か。経験豊富な昌子源、18歳の中村仁郎がショックの大きい敗戦後に言葉を紡いだ。(取材・文:元川悦子)


大観衆が詰めかけた国立競技場

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【写真:Getty Images】

 国立競技場初のJリーグ開催として注目された4月29日のFC東京対ガンバ大阪戦。大型連休初日ながら、季節外れの寒さと大雨に見舞われたが、4万3125人というコロナ禍最多観客を動員。視察した野々村芳和新チェアマンも「ゲーム前のセレモニーの雰囲気を見て『ああ、これだよな』と久しぶりに感じた」と熱気と興奮を感じ取った様子だった。

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 これだけの舞台が整ったのであれば、両者ともに勝利への意欲はひと際高まって当然だ。昨年12月の天皇杯決勝で大分トリニータの指揮官として新国立に立ったガンバの片野坂知宏監督も「ここでサポーターとガンバクラップを一緒にやろう」と選手たちを力強く鼓舞。Jリーグ直近3戦未勝利・11位という苦境から抜け出すきっかけをつかみたかった。

 とはいえ、今季のガンバは守護神・東口順昭、エース・宇佐美貴史、キャプテン・倉田秋と主力級の負傷者が続出。戦力が揃わず苦しんでいる。

 今回も最終ラインこそ昌子源、三浦弦太、藤春廣輝ら経験豊富な面々が並んだが、攻撃陣はリーグ8試合ぶり先発のレアンドロ・ペレイラに大卒ルーキー・山見大登、トップ昇格1年目の坂本一彩らフレッシュな陣容。彼らで東京守備陣を攻略したかった。

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