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日本代表 2年前

サッカー日本代表、三笘薫&伊藤洋輝らの攻撃は再現性がある。W杯スペイン代表&ドイツ代表戦に活きてくる攻撃の形とは?【西部の目】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦し、4-1で勝利した。W杯本番に向けた競争が激化する中で、堂安律、鎌田大地といった、カタールワールドカップアジア最終予選で出番の少なかった選手たちが躍動。グループリーグで対戦するドイツ代表やスペイン代表にも有効になりうる攻撃があった一方、世界の強豪国相手にはまだまだ足りない部分も露呈することとなった。(文:西部謙司)


伊藤洋輝が左SBの候補に浮上!

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【写真:田中伸弥】

 ワールドカップ予選であまり出番のなかった選手を中心に組んで4-1と快勝。堂安律のPK失敗とそれに続く山根視来のシュートミス、前田大然のあと半歩で決められたチャンスなどさらに加点できたかもしれないが十分な結果だと思う。

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 初代表の伊藤洋輝は浅野拓磨の先制点につながったフィード、CKからのヘディング、三笘薫を追い越してのチャンスメークなど活躍。失点につながるミスもあったが、このまま左SBのレギュラーに定着してもおかしくないプレーぶりだった。左ウイングが三笘なら、それほど頻繁な上下動も要求されない。左利きでフィード力、守備力、高さのある伊藤は貴重な戦力になるかもしれない。

 前半途中からパラグアイ代表の強度、運動量が落ちて、後半は日本代表のやりたい放題になった。堂安、三笘、鎌田大地が躍動したが、相手にコンディションがなさすぎた。真価が問われるのは次のブラジル代表戦になりそうだ。

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