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南野拓実、モナコで待つ新たなライバル5人。ロシアW杯で大活躍の男に決定力抜群のドイツ代表戦士も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ミロン・ボアドゥ(オランダ代表)

ミロン・ボアドゥ
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年1月14日
21/22リーグ戦成績:31試合4得点1アシスト

 オランダには将来有望な若手が続々と出てきている。現在21歳のミロン・ボアドゥもその1人だ。AZの下部組織で育ち、わずか16歳でトップチーム昇格を掴み取った同選手は、2019/20シーズンにエールディビジで14得点8アシストを記録と本格ブレイク。翌2020/21シーズンは同15得点1アシストをマークしている。その能力の高さから「AZ史上最高の逸材」や「キリアン・エムバペ級の神童」とも称されてきた。

 昨年夏に移籍したモナコでは絶対的エースであるウィサム・ベン・イェデルの後塵を拝し、リーグ・アン1年目はわずか4得点に留まるなど、不完全燃焼に終わった。しかし、足元の技術が繊細で左右両足から精度の高いシュートを放つことが可能。また、とくにカウンター時に脅威となる異次元のスピードも備えるなど、攻撃性能が極めて高い選手であることは確か。一つのキッカケで、一気に爆発しても不思議ではない恐ろしさを秘めている。

 新加入の南野拓実は4-2-3-1の2列目のポジションを争うことが濃厚なので、CFのボアドゥとは直接的なライバル関係にはならないだろう。しかし、エースであるベン・イェデルに何らかのアクシデントが発生した場合などは、オランダの逸材と最前線の座を争うことになる可能性は少なからずある。決してこの男の存在を視界から外すことはできないはずだ。

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