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南野拓実、モナコで待つ新たなライバル5人。ロシアW杯で大活躍の男に決定力抜群のドイツ代表戦士も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ジェルソン・マルティンス(ポルトガル代表)

ジェルソン・マルティンス
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年5月11日
21/22リーグ戦成績:32試合4得点3アシスト

 ポルトガル代表のジェルソン・マルティンスは2018/19シーズン途中にアトレティコ・マドリードからモナコにレンタルで加入。すぐに主力として活躍し、2019年夏に完全移籍を掴み取った。翌年2月にはリーグ戦で主審を突き飛ばしたことで6ヶ月の出場停止処分が下されることになったが、処分明け後は再び主力としてプレー。今季は公式戦47試合で5得点4アシストを記録していた。

 マルティンス最大の武器と言えば爆発的なスピードで、ここに関しては世界トップクラスと言っても過言ではない。その快速を生かした縦への突破力ももちろん凄まじく、今季のリーグ・アンではチームトップとなる62回のドリブル成功数を収めていた(データサイト『Sofa Score』参照)。仕上げのクオリティーには物足りなさを残すが、難しい状況を一人で打開できるという点ではかなり貴重な存在である。

 マルティンスの主戦場は右サイドのため、南野拓実と被ることはあまりないだろう。しかし、今季フィリップ・クレメント監督の下で左サイドとしてプレーする機会が全くなかったわけではないので、ライバル候補から完全に除外することができないのもまた、事実である。南野からすると、突破力では大きく劣るので、得点力などで力の差を見せつけたいところだ。

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