3位：サンフレッチェ広島

監督：ミヒャエル・スキッベ
前半戦成績：7勝6分4敗（5位）

　新型コロナウイルスの影響でミヒャエル・スキッベ監督の合流が遅れ、スタートは最悪なものに。迫井深也ヘッドコーチの下で戦った開幕2試合はすべてドロー。スキッベ監督の初陣となった第3節ヴィッセル神戸戦もドローで、続く第4節と第5節はともに敗れている。

　しかし、4月に入るとスキッベ監督の戦術が浸透。躍動感あふれるハイプレス&ショートカウンターを武器に、チームは序盤戦とは見違えるほど勝ち点を積み上げるようになった。5月には3-1-4-2という新フォーメーションにもチャレンジ。結果、同布陣を採用した5試合は負けなしだった。

　満田誠、森島司、野津田岳人の3人はとくに素晴らしいパフォーマンスを披露していて、ウィングバックの藤井智也と柏好文も良い仕事をしている。塩谷司、佐々木翔、荒木隼人らを擁する3バックも安定感抜群だ。後半戦、ベン・カリファやジュニオール・サントスらの爆発があれば、トップ3入りも夢ではないだろう。