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日本代表 2年前

まさに瀬戸際…サッカー日本代表、W杯メンバー落選危機の5人。久保建英、あの大型FWも危ない?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:中山雄太


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年2月16日
所属クラブ:ハダースフィールド(イングランド)
21/22リーグ戦成績:29試合1得点2アシスト(ズヴォレ)
カタールW杯・アジア最終予選成績:8試合0得点1アシスト

 柏レイソルで育った中山雄太は2019年1月にオランダのズヴォレに移籍。その5ヶ月後に行われたコパ・アメリカ2019で、日本代表デビューを果たした。同大会では1試合の出場に留まるなど不完全燃焼に終わったが、翌2020年10月の海外遠征で再び代表入り。そこから森保ジャパンの常連メンバーとなっており、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選では8試合に出場した。

 そんな中山だが、現在に至るまでベテランDF長友佑都の壁を超えることができていない。攻守において飛び抜けた武器がなく、アピールに苦労している。そして更なる逆風となったのが、6月シリーズでの伊藤洋輝の台頭だ。これにより、現状は左サイドバックの3番手という立場になっている。

 中山の魅力の一つはSB以外にセンターバックとボランチでもプレー可能という点だが、ライバルである伊藤も同じ特徴を持っている。それに加え同選手はサイズもあり、フィードの精度やスピードも非凡なものがある。日本代表での経験値は中山の方が上だが、ピッチ上での貢献を考えると、伊藤の方が期待できるのが現実だ。長く長友のバックアップを務めてきたが、最後の最後で落選する可能性がここにきて高まってきたと言わざるを得ない。

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