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日本代表 2年前

横浜F・マリノス組をサッカー日本代表に加えるのが難しい理由。W杯メンバーという観点で見ると?【西部の目/E-1サッカー選手権】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Shinya Tanaka,Getty Images

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サッカー日本代表は27日、EAFF E-1サッカー選手権で韓国代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。相馬勇紀と町野修斗が得点王に輝き、横浜F・マリノス勢の活躍も目立ったが、11月に開幕するカタールワールドカップに向けたメンバー選考に影響を与えた選手はいたのか。果たして、マリノス勢は今後の日本代表に組み込まれるのだろうか。(文:西部謙司)


韓国代表との相性の良さ


【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスの6人が先発。中国戦のサンフレッチェ広島セットとは違って、フォーメーションも各選手のポジションもほぼ変わらず、個と連係の両面でクラブチームの力を代表に使えていた。

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 最近の韓国代表とは相性が良い。パウロ・ベント監督になってからはGKからパスをつないでビルドアップする方針になっているが、プレッシャーをかけられるとミスを連発してしまう。やろうとしていることに技術が追いついていない。

 一方、森保一監督はまず守備で穴が開かないように選手構成を行い、相手が後方から組み立てるならアグレッシブにプレッシャーをかけていく。日本代表のプレスを韓国代表が外し切れないことがはっきりした時点で試合の流れは決まった。

 ミスがなければ失点の危険はさほどなく、あとは日本代表が韓国代表の4-1-4-1の守備ブロックを攻略して得点できるかどうかが焦点になった。

 後半が始まって4分に相馬勇紀が先制。この時間帯に得点できたのは大きい。韓国代表のビルドアップが機能不全といっても、時間の経過とともに日本代表の運動量が落ちてくればプレスを外してカウンター気味に攻め込むチャンスも出てくる。実際、前半の最後の5分間は韓国が攻め込めるようになっていた。

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