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Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング【浦和レッズ】まさかのアクシデント…。上昇気流に乗るチームの“補強”になるか

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。。


【写真:Getty Images】



10位:浦和レッズ

リーグ戦順位:7位
戦力アップ度:D
主な新加入選手:ブライアン・リンセン


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 リカルド・ロドリゲス体制2年目の今季は、浮き沈みの激しいシーズンとなっている。フジゼロックス・スーパーカップを制して良い滑り出しを見せたかと思いきや、リーグ戦は4戦未勝利という最悪なスタート。9戦未勝利で降格圏に近づいたかと思いきや、6月からは8戦無敗と光を見出している。

 乱高下の一因は得点力不足にあるだろう。ダヴィド・モーベルク(6得点)、アレクサンダー・ショルツ、キャスパー・ユンカー(ともに4得点)とFW陣のゴール数が物足りない。江坂任はチームトップの40本のシュートを記録しながら、わずか2得点に留まっている。

 そこで、絶対的な得点源として獲得したのがブライアン・リンセンだった。元々はウインガーだったが、フェイエノールトでセンターフォワードにポジションを移し、得点能力の高さを開花させた。身長は170cmと小柄だが、ゴール前での巧みな動き出しでゴールを奪う能力に長けている。

 浦和にとっては弱点を補う的確な補強となったが、思わぬアクシデントが待ち受けていた。試運転になるはずだったパリ・サンジェルマンとの一戦でまさかの負傷交代。復帰が長引くようだと補強は実質ゼロとなり、終盤戦の巻き返しに暗雲が立ち込めることになる。ただ、6月以降はわずか1敗と好調で、得点力不足は解消されたため、現有戦力でも十分に戦っていける。

【了】

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