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Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング【清水エスパルス】大型補強で不調脱出!? 大ピンチを救う3人

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。


【写真:Getty Images】



1位:清水エスパルス

リーグ戦順位:12位
戦力アップ度:A
主な新加入選手:ヤゴ・ピカチュウ、乾貴士、北川航也



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 開幕前に負傷者が続出した清水エスパルスは、スタートダッシュに失敗した。開幕から10試合で1勝しか挙げられず、7月6日のヴィッセル神戸戦に敗れて一時は最下位に転落。5月末には平岡宏章監督との契約を解除し、ゼ・リカルド新監督を招へいしている。

 4年連続となるシーズン中の監督交代という苦境にいるが、その後の風向きは悪くない。監督交代後は3勝2分3敗で、僅差ではあるが降格圏から脱出している。

 移籍市場における動きは活発だ。セレッソ大阪を退団していた乾貴士を獲得し、ブラジルからヤゴ・ピカチュウが加入した。さらに、ユース出身の北川航也が3シーズンぶりに復帰。3人がプレーしたこの2試合でチームは5得点をあげており、攻撃の活性化に一役買っている

 左膝の怪我のため今季の出場がなかったヘナト・アウグストが手術を受けて今季絶望となり、西澤健太は7月16日の試合で右膝蓋骨を骨折して長期離脱することとなった。ただ、新加入選手のフィットの早さや主力の復帰など明るい材料もある。ライバルと比べても、残留への希望は決して小さくないはずだ。

【了】

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