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【ちょっと早い通信簿】欧州移籍1年目の日本人選手の現状は? サッカー日本代表候補、アマチュアから海外へ渡った選手も

シリーズ:サッカー日本代表欧州組の現状 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:上田綺世


【写真:Getty Images】



現所属クラブ:セルクル・ブルージュ(ベルギー1部)
生年月日:1998年8月28日(24歳)
リーグ戦成績:6試合出場(474分)/1得点0アシスト

 7月1日に鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュへの完全移籍が発表された。新天地では2026年までの長期契約を結び、シーズン開幕からさっそくエースストライカーとして期待を背負って戦っている。

 リーグ開幕戦でトップ下起用され、その後はストライカーのポジションに入りながら無得点が続いていた。おそらく1トップとして前線で孤立しがちだったことが原因で、チームもロングボール中心で単調な攻撃に終始して、得点力不足に陥っていた。

 流れが変わったのは第6節のズルテ・ワレヘム戦だ。ケビン・デンケイと横並びの2トップで起用された上田は、序盤に待望の移籍後初ゴールをゲット。85分間のプレーで6本のシュートを放ち、チャンスメイクでも存在感を発揮するなど躍動した。今後も同様の起用法が続けば、ゴールも自然と増えていくに違いない。

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