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【ちょっと早い通信簿】欧州移籍1年目の日本人選手の現状は? サッカー日本代表候補、アマチュアから海外へ渡った選手も

シリーズ:サッカー日本代表欧州組の現状 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:田中聡


【写真:Getty Images】



現所属クラブ:KVコルトライク(ベルギー1部)
生年月日:2002年8月13日(20歳)
リーグ戦成績:1試合出場(45分)/0得点0アシスト

 8月22日に湘南ベルマーレからKVコルトライクへの期限付き移籍が発表された。移籍期間は1年で、買い取りオプションが付帯している。田中は発表とほぼ同時に離日し、28日に行われたスタンダール・リエージュ戦でさっそくベルギーデビューを果たした。

 田中はスタンダール戦のハーフタイム明けから、MFハビブ・ケイタに代えて投入されて3-4-3のダブルボランチの一角に入った。すると攻守両面で積極的にボールに絡んで存在感を発揮し、現地メディアからも高評価を獲得。早くも好印象を残したようだ。

 終盤に退場者も出してスタンダールに0-1で敗れたコルトライクは、開幕からの6試合で1勝1分4敗。18クラブ中17位とシーズン序盤から苦しい戦いを強いられている。田中は不振のチームの起爆剤となれるか。パリ五輪世代の逸材MFが目指すは同じ湘南ベルマーレので育ったMF遠藤航のように、ベルギーを起点としたさらなるステップアップだ。

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