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日本代表 2年前

大丈夫!? サッカー日本代表、所属クラブで苦戦する5人。W杯に向けて黄信号、不調なのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年9月10日
22/23リーグ戦成績:12試合1得点1アシスト

 デュッセルドルフで2年目のシーズンを過ごしている田中碧だが、全くダメダメというわけではない。南野拓実や原口元気らとは違い、出場時間は満足いくレベルで確保できている。事実、今季ここまでのリーグ戦合計プレータイム989分は、チーム内で3番目に多い数字だ。

 しかし、ピッチ内での存在感はそこまで大きくない。一時はパフォーマンスレベルが上がらず批判を浴び、2試合続けてスタメン落ちすることもあった。現在はリーグ戦6試合連続で先発入りを果たしているものの、その中で3敗を喫しているなど、あまりチームを救うことができていないのが現実。技術面に自信がある田中は、タフで個々のバトルが激しい2部リーグの中でどう持ち味を出すか試行錯誤している印象だ。

 田中は昨年10月以降しばらく日本代表で主力を張っていたものの、4-2-3-1の再導入や鎌田大地の活躍などもあり、カタールワールドカップを目前に控えた中で序列を落としてしまった。レギュラー奪還に向けては所属クラブでの活躍も重要となるが、デュッセルドルフでの現状では説得力が足りないと言わざるを得ない。

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