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Jリーグ 1年前

英国人記者が選ぶJ2ベストイレブン。2022年に輝いた将来有望な若き逸材たち【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


RB:深澤大輝(ふかざわ・だいき)
生年月日:1998年8月21日(24歳)
所属クラブ:東京ヴェルディ
2022リーグ戦成績:32試合3得点2アシスト

 深澤は非常に活動量豊富なサイドバックであり、今年のヴェルディでは右でも左でも難なくこなしているように見えた。東京V下部組織出身の彼は中央大学を卒業したあと2021年にクラブとプロ契約。地上戦でも空中戦でも体を張ったバトルを厭わず、ボールを持ってのプレーも得意とし、相手ゴール前でも自信を持ってプレーする。今季は32試合に出場して3得点2アシストを記録してみせた。

CB:菅田真啓(すがた・まさひろ)
生年月日:1997年6月28日(25歳)
所属クラブ:ロアッソ熊本
2022リーグ戦成績:40試合4得点0アシスト

 共にディフェンスラインを構成する黒木晃平やイヨハ理ヘンリーに対しては攻め上がる自由が認められている一方で、菅田はロアッソ最後方の壁として鎮座。2021年にJ3で優勝を飾った大木武監督のチームが一気にJ1参入プレーオフへと駆け上がる上で欠かせない役割を果たした。古き良きタイプのセンターバックらしく攻撃時のセットプレーでも脅威となり、今季は4つのゴールを記録している。

CB:馬場晴也(ばば・せいや)
生年月日:2001年10月24日(21歳)
所属クラブ:東京ヴェルディ
2022リーグ戦成績:31試合0得点3アシスト

 6月には日本代表のCBとしてウズベキスタンでAFC U-23アジアカップに出場した馬場。だがクラブでは、ヴェルディが今年も例年通り安定しないシーズンを送る中で、セントラルMFや右SBとしてもプレーできる力を示し続けてきた。デュエルにおいてはフィジカルの強さを発揮し、ボール扱いも落ち着いている。フォーメーションの都合によりCBとして選出したが、幅広いポジションをこなすことができる力はチームにとって大きな財産となる。

LB:橋本健人(はしもと・けんと)
生年月日:1999年12月8日(22歳)
所属クラブ:レノファ山口FC
2022リーグ戦成績:35試合2得点5アシスト

 守備意識の高さと、ファイナルサードまで攻め上がって脅威になれる力を併せ持った楽しみなタレント。橋本は今年35試合に出場し、名塚善寛監督が3バックと4バックのどちらで戦おうともファーストチョイスとして不動の立場を固めていた。ピッチ前方でも質の高いプレーを披露し、2得点5アシストを記録している。

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