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Jリーグ 1年前

英国人記者が選ぶJ2ベストイレブン。2022年に輝いた将来有望な若き逸材たち【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ST:杉山直宏(すぎやま・なおひろ)
生年月日:1998年9月7日(24歳)
所属クラブ:ロアッソ熊本
2022リーグ戦成績:42試合9得点4アシスト

 彼も今年のロアッソのキープレーヤーの一人。左利きの杉山は主に右サイドからの攻撃で相手に問題を引き起こす。常に意図を持ってプレーし、鋭くインサイドで切り込んだところから素早くシュートやクロスに持ち込む。このスタイルで2022年には9ゴールを記録し、味方選手に4つのアシストを供給。今後のプレーオフやその先まで注目すべき選手の一人になるのは間違いない。

ST:田中雄大(たなか・ゆうだい)
生年月日:1999年12月14日(22歳)
所属クラブ:ファジアーノ岡山
2022リーグ戦成績:39試合5得点1アシスト

 162cmと小柄な田中だが影響力は大きい。早稲田大からファジアーノに加入したトリッキーなプレーメーカーは、プロ1年目からすぐに木山隆之監督の信頼を勝ち取った。Jリーグデビュー戦で初ゴールを記録し、今季リーグ戦3試合を除いて全てに出場。相手DFを常に悩ませ続けた彼は5得点1アシストと確かな結果も残し、昇格へ突き進む岡山の戦いに貢献した。

CF:髙橋利樹(たかはし・としき)
生年月日:1998年1月20日(24歳)
所属クラブ:ロアッソ熊本
2022リーグ戦成績:40試合14得点1アシスト

今年のロアッソを強烈にけん引したパワフルなセンターフォワード。14ゴールを叩き込み、チームが悠々とプレーオフ進出を果たす戦いを助けた。国士舘大出身のFWである髙橋はチャンスを迎えても冷静さを失うことはなく、また一方で深く下がってプレーし、巧みな足技やフリックを織り交ぜてチームメートをプレーに絡める仕事もこなしてみせる。

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