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Jリーグクラブも獲得可能? 今冬にフリーとなる外国人10人。得点王やCL制覇経験のある名手も

シリーズ:編集部フォーカス text by photo by Getty Images

MF:アレハンドロ・ポスエロ(インテル・マイアミ/スペイン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年9月20日
今季リーグ戦成績:28試合6得点9アシスト(MLS/アメリカ)

 トロントFCに在籍していた2019/20シーズンにMLSの年間最優秀選手賞を受賞したアレハンドロ・ポスエロは現在もMLSのベストプレイヤーの一人だろう。ところが先日インテル・マイアミが発表したリリースリストにこのスペイン人MFの名前が載っていた。

 MLSにはリーグのルールとして「指定選手制度」というものがある。同一クラブに3人までリーグのサラリーキャップを超える選手を在籍させておくことができる制度だ。ポズエロは今夏にインテル・マイアミに加入したのだが、その直前まではメキシコ代表MFロドルフォ・ピサーロがその一枠を使っており、ピサーロが抜けたことでポズエロを登録できていた。

 しかし、ピサーロは完全移籍でインテル・マイアミを去ったわけではなく、ローン移籍で母国のモンテレイに移籍しており、ピサーロとインテル・マイアミの契約はまだ残されている。そのためこのメキシコ代表MFがクラブから完全に去るまではポズエロに使える登録枠がなく、リリースリストに載せざるを得ないというのが現状だ。そのためピサーロの去就が重要となるが、公式戦19試合で2アシストとトップ下の選手では明らかに物足りず、簡単には買い手が見つからないだろう。インテル・マイアミがピサーロの売却にもたついている間にポズエロが他クラブと契約をしてしまう可能性も出てくるのではないだろうか。

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