1位：エンツォ・フェルナンデス（チェルシー／アルゼンチン代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：2001年1月17日
前所属：ベンフィカ（ポルトガル）
移籍金：1億2100万ユーロ（約145.2億円）
今季リーグ成績：17試合1得点5アシスト（ポルトガルリーグ）

　今冬の最高額の移籍金となったのは、移籍市場最終日にチェルシーからベンフィカに支払われた1億2100万ユーロ（約145.2億円）だ。これは今冬の最高額となるだけでなく、21年夏にアストン・ビラからマンチェスター・シティへと移籍したジャック・グリーリシュの移籍金1億1175万ユーロ（約141億円）を上回る英国史上最高額の移籍金となった。

　昨年11月から開催されたカタールワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導き、大会最優秀若手選手賞も獲得していたフェルナンデスはボールを奪えて、パスを繋げて、ドリブルでも運べて、3列目からも得点に絡むことができる非常に優れた選手だ。

　リーベル・プレート時代から大きな注目を集めていたフェルナンデスは、昨夏にベンフィカにクラブレコードとなる4425万ユーロ（約53.1億円）の移籍金で加入していたが、それからわずか半年でおよそ3倍となる移籍金を残してチェルシーへと去った。チェルシーはフェルナンデス加入に伴い、中盤の核だったジョルジーニョをアーセナルへと放出。“英国史上最高額”の男は新星チェルシーの顔となれるだろうか。

【了】