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最高額は誰だ! 22/23冬の移籍金ランキング1~10位。プレミアリーグ勢以外に入ったのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by photo by Getty Images

5位:ブノワ・バディアシレ(チェルシー/フランス代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年3月26日
前所属:モナコ(フランス)
移籍金:3800万ユーロ(約45.6億円)
今季リーグ成績:11試合2得点0アシスト(リーグ・アン)

 ブノワ・バディアシレの獲得は、チェルシーのグレアム・ポッター監督にとって念願のCB補強となった。最終ラインからビルドアップで繋ぐサッカーを志向するポッターのチームでは、カリドゥ・クリバリとトレボ・チャロバーの両名は明らかにクオリティ不足だった。

 バディアシレは身長194cmとかなりの大柄な選手で、スピードも足元の技術にも優れた希少性の高い左利きのCBだ。デビュー戦からクリバリとチャロバーとは対照的に中盤や前線の選手が欲しいタイミングで縦パスを当てており、早速期待されていた役割を発揮している。

 現在チェルシーは10位とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位とは大きく離されているが、ポッターサッカーにおいて最重要となるビルドアップが得意なCBの補強は後半戦の巻き返しに向けて大きな意味を持ちそうだ。今冬に多くの支出をしたチェルシーだが、この逸材を獲得するにあたって、モナコに支払った3800万ユーロ(約45.6億円)の移籍金は比較的安いと捉えるべきだろう。

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