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今こそ選ぶべき! サッカー日本代表に推薦したい海外組5人。欧州で結果を残す“旬”な男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:中村敬斗(LASKリンツ/オーストリア)


【写真:Getty Images】


生年月日:2000年7月28日(22歳)
22/23リーグ戦:20試合11得点6アシスト
日本代表通算成績:なし

 1度は忘れかけられたが、ここにきて再び輝いている。ガンバ大阪下部組織出身の中村敬斗は、トップチームデビューのわずか1年後に海外移籍を決断。オランダのトゥエンテに渡った。しかし、ここからは苦悩の日々であり、トゥエンテで主力に定着できずに終わると、その後期限付きで移籍したシント=トロイデンでも沈黙。2021年にはオーストリア2部のクラブに活躍の場を求めた。

 それでも、2021/22シーズンに移籍したLASKリンツで復活。1年目をリーグ戦22試合6得点1アシストの活躍で終えると、2年目の今季ついに覚醒し、ここまで公式戦24試合で実に14得点7アシストをマークしている。その活躍もあって、現在はユルゲン・クロップ監督率いるリバプールやオランダの強豪PSVからの興味がまことしやかに囁かれている。移籍が実現するかどうかはさておき、オーストリアで残しているインパクトは名クラブが放っておけないほどのものがあるということだ。

 日本代表では左サイドの人員不足が課題となっている時期があった。しかし現在はブライトンでスーパーな活躍を披露する三笘薫がおり、今冬海外に更なる成長を求めた相馬勇紀もいる。そこに切れ味鋭いドリブルやボックス内での落ち着き、シュートセンスに強みを持つ中村も絡んでくれば、競争力は増し、チームもレベルアップするだろう。そういった意味でも中村の初招集を推薦したい。

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