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Jリーグ 1年前

浦和レッズは何が変わったのか? 「少し罪悪感もある」得点力不足の原因とは?【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

浦和レッズ、前政権との戦術的な違いは?



「ボールをどう動かすか、どう攻撃を組み立てるか。昨年は中央突破が多かったが、今はサイド突破のパターンも増えている。もちろん、監督はもっと増やしたいと思っています。特に最後の3分の1(アタッキングサード)では、誰もがわかるように、十分なクロスを入れることができず、ビッグチャンスを作ることもできていません。それは毎週取り組んでいることです」

「しかし、それだけではなく、選手たち自身が、互いにそれを要求し合うことが必要です。それが今、私たち全員が取り組んでいることです。幸運なことに、私たちが勝利しているとき、その週は少し処理しやすく、仕事も(より)やりやすくなっています」

 先月、アルビレックスを相手に勝利を収めた際、レッズはディフェンス面で安心感が増していることを示した。そしてショルツは、チームが望むプレーを実現するためには、強固な基盤が不可欠であることを明らかにした。

 2021年5月にFCミッティランから移籍してきたショルツは、「僕たちはしっかりしていたと思う」と語った。「先制されるのは非常にまずいことです。というのも、試合はしばしば僅差で決まるので、2点目を取らなければならないからです。クリーンシートを維持すること。今シーズンはこれまで1回しか達成していないので、もっと達成したいですね」

 レッズがその後の4試合のうち3試合でシャットアウトしたことで、ショルツの願いは叶えられた。そして、同様の規律は、レッズが2017年大会では2戦合計2-1で破り、2019年大会では同0-3で敗れたアル・ヒラルに対しても非常に重要になるであろう。

 もう一方で、レッズにはまだやるべきことがある。

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