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「1秒1秒が勉強」横浜F・マリノスの若手が感じたロドリの凄さとは? マンC戦で抱いた感情

text by 加藤健一 photo by Getty Images

「ユニフォーム交換したかった。本当にいい選手ですし」


 19歳ながらマリノスのトップチームで出場機会を掴み、今年はFIFA U-20ワールドカップにも出場するなど、山根は順調に実績を積み上げている。ただ、シティは「(U-20W杯とは)全然違いましたね。本当にうまいし、クオリティが高い」とレベルの高さを実感した。

 それでも、試合終盤は最終ラインからボールを引き出し、相手のプレスをかいくぐって運ぶシーンが何度か見られた。謙遜気味に「相手も後半の最後の方で疲れていたと思う」と言いつつも、「受けたときは前向きなプレーができたのは良かった」と自身のプレーを評価した。

 試合後には同世代の選手とユニフォームを交換している。「交換したかった。本当にいい選手ですし、U-20W杯でもアルゼンチン代表で出ていたので」というマクシモ・ペローネとは通訳を介して言葉を交わしたという。2003年生まれの両者がA代表で対戦する機会がそう遠くない未来に訪れるかもしれない。

「世界のトップレベルの選手と肌を合わせられたのは楽しかったし、もっとうまくなりたいと思いました」と、山根は目を輝かせながら屈託のない笑顔で語る。わずか20分程度の出場だったが、「マッチアップして肌で感じる部分もあったので、1秒1秒が勉強でした」と言う。これからのマリノスを背負って立つであろう山根はこの貴重な経験を噛みしめ、8月6日のリーグ戦再開を待つ。

(取材・文:加藤健一)

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