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「鹿島アントラーズに行ったことを後悔したことはない」杉岡大暉が古巣に抱く特別な感情

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


古巣・鹿島アントラーズ戦に臨んだ杉岡大暉

 明治安田生命J1リーグ第26節、湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズが2日に行われ、2-2の引き分けに終わった。湘南は8分に先制を許したが、杉岡大暉が起点となって35分の同点ゴールが生まれた。一時は逆転に成功したものの、後半アディショナルタイムに失点して勝ち点1を持ち帰っている。



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 試合前に湘南ベルマーレの先発メンバーが紹介される。杉岡の名前がコールされた瞬間、鹿島サポーターから大きなブーイングが飛んだ。杉岡にとって鹿島は1年半プレーした古巣であり、この試合が杉岡にとって初めての古巣対戦だった。

 杉岡は鹿島での1年半を「うまくいかなかった」と振り返る。市立船橋高校から湘南に加入して、3シーズンに渡って主力として活躍した杉岡は、2020年に鹿島に完全移籍で加入している。しかし、永戸勝也の後塵を拝す形になり、1年半でリーグ戦の出場はわずか14試合にとどまった。

 21年8月には、古巣・湘南への期限付き移籍が決まる。期限付き移籍で湘南に在籍していた1年半は、鹿島と対戦する公式戦に出場できない契約となっていた。完全移籍に切り替わった今季は2年越しの対戦ができるはずだったが、直前の試合で今季4枚目のイエローカードをもらってしまい、6月11日の鹿島戦は累積警告による出場停止となってしまった。

 それから3か月、杉岡にとって特別な試合の日がやってきた。

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